5年前の話で恐縮だが、私が経営してる都内某所の店(キャバレー)での実話である。
その店の幹部でKとMと言う50歳以上になっている2人が私を良い所に招待すると言うので夕方6時にかけた。
店の入り口には「ゲテモノ屋」という木製の看板がかかっていた。店の中に入ると肉を焼くいい香りが漂ってきた。
30帖ほどの焼き鳥屋のような感じの店で、わざと汚くしているのかなんとなく汚れた感じぼ、テーブルの上板は黒光りしていた。
店の中は男ばかりでみんな黙々と食べていた。紙で書かれたメニューが壁に貼られているが、なんだかわからない。
客が「◯◯◯を1皿」などと注文すると従業員も「◯◯◯1丁」と答えるが、私にあまりわからない。
「この店のみにはどうなっているんだ?」
「任せておいてください。親父!いつもの◯◯◯をこの方に出してくれ。俺たちは例のもの1人前頼むよ」
「へい!この方の分はありませんが、よろしいですね」
「しょうがないけど仕方ないな」
何が何だか分からなかった。出てきたものを見ると半透明の肉らしきものが皿の上に乗っていた。
「さあどうぞ食べてください」
「これはなんだい?」
「まずは黙って食べてください。これをつけて」
「これは?」
「ニンニクをすった物です」
「ずいぶんにような」
「だからいいんですよ」
「俺たちにも早く例のもの出してくれよ」
「へい!いつものやつですね」
経営者らしき人物は小太りで赤ら顔であった。50歳位だろうか頭が禿げていて、ハチマキを巻いていた。
「なんだいこの店は?結構混んでいるな。焼鳥屋かい?」
「いえ、ホルモンです。親父さんも、ダメだダメだと言わずにちょいちょいお出かけください。それを豚の金玉をスライスしたものです。効きますよ。それを抜かずの3発も大丈夫です」
「悪いが俺はあまりそこまで無理はしたくないんだ」
「そんなこと言ってるから女性に逃げられるんですよ。また逃げられたでしょう?明美に」
「逃げられたまた新しい女を見つけるよ」
「そんなこと言ってもまた逃げられますよ。一晩に二回いかなければ女がかわいそうですよ。浮気は別ですがね」
店を出てから聞くと彼らが食べてもいたものは牛の脳みそで、特別間位しか食べさせてもらえない貴重なものだと言う。
特別会員は月に1回位払わなければならないそうで私にもならないかと言ってきたが私は断った。それから間もなくすると狂牛病の牛がアメリカで見つかった。
新聞には牛の脳みそから伝染するとなっていた。2人は別に何ともなかったが、それから間もなくして2人続けて死んでしまった。
死因は知らないけど体が食べていたものとは関係なかったらしい。ただ、その事は遺族には言わなかった。
今も昔も精力剤の事はよく聞くが、今はバイアグラというのが有名である。
20歳のフィリピン女性と結婚した65歳のJくんは彼女が持ってくるバイアグラ毎日飲んで、2日に1回のペースでやっていると言う。
この前もあったので「どうだい?」と聞くと「大丈夫です」と元気よくこたえていたんが、なんとなく元気がなさそうに見えた。
私も8の子など飲んだこともあった。戦時中はイナゴも食べた。
終戦後にはすずめの丸焼きも食べたが、よく見るとひよこのようにも見えた。
雄のひよこは鶏としては役に立たないので、冷凍したものがすずめ焼きとして出回り、ガード下なのでは焼酎のつまみとして売られていたのではないだろうか。
焼酎はぶどう割りと言って濃いシロップを焼酎に入れて言っていた。
私も飲んでいたが、朝起きると目やにで目があかなくなった。それは昭和45年頃までの話で最近は聞いたことがない。
精力がつく食べ物、薬は戦後から東京オリンピック中のころまではいろいろあった。
例えばワニのホーデンを乾燥させたものを削って焼酎に入れて飲むとか、
小さな虫をそのまま飲み込むと、虫が胃の中でもがいていの壁をかきむしり胃壁から特別なホルモンが出るのでセックスには良いなどとまことしやかに言う人もいる。
中国から帰ってきた人が生きたままいっぺんに5.6匹飲むといいと言われている虫を瓶に入れ20匹ほどくれたが、
私は終戦直後にシラミを瓶に入れて買ったことがあったので、それを想像してしまいなかなか飲むことができなかった。
1匹だけ飲んでみたが、効き目は感じられなかった。また、長野県出身の女性と友達なった時、非常に高価で貴重な女性に人をたくさんもらったので生でかじって食べてみたが、これもあまり効き目を感じなかった。
牡蠣やミル貝、赤貝、ホッキ貝、アワビなのは生で食べ、肝を好んで食べる。これは効き目が感じられる。
ただ生きたままのものを食べるので、そう感じるのだろう。また女性のおしっこ、それも朝1番のものを飲むと効き目があると言う。
女性ホルモンがたっぷりと入っているので体のバランスには良いと思うが。海のもの若返りに関係あるとも言っているが、セックスにはどうだろうか?
話がだいぶ下のほうに降りてきてしまったが、思い切ってもう1段下そう。女性のおしっこについての話だ。
少々我慢して読んでみてください。道が開けるかもしれません。ただ気持ち悪いと思った方はこの先は読むのやめてください。
友人の医者から聞いたのですが、女性のおしっこの中には女性ホルモンが入っていると言うのです。
特に朝1番のものは女性ホルモンがたっぷり入っているそうです。そこで私は味について研究してみた。
2日ほど前からフルーツいっぱい食べさせると良いようだ。特にグレープフルーツやオレンジなどの柑橘類が1番おいしい。
それに水分の多いレモンやすいかメロンなども良いだろう。 読者のためにもしこんな時よくする秘訣を書かなければならない。
さすがの私も恥ずかしいが、そこまで行くならうんちも書こう。
私の店にある作家さんがちょくちょく来られた。その当時その先生は別名でお色気ものを書いておられた。
私の友人の漫画雑誌の編集長が先生と同級生だったので紹介してもらった。その時、先生から1冊の本もらった。それは強烈な本であった。
不老不死の方法が書いていた。外国の話だが、処女に糞をさせ、その糞を食うと言う。
三日間絶食させて蜂蜜のみを飲ませると3日目にはころり小さな塊を出す。それを三日間陰干しして、それを食うとい良いと言うのだ。
また、おしっこを飲む人はオレンジやグレープフルーツなどの柑橘類だけを食べさせると良いと言う。そのおしっこはなんともいえず、
フルーツの香りがプンプンしてくる。これを飲むと何とも言えない気分になると言う。
念のために断っておくが精力とは関係ない。長生きの秘訣になるだけだ。精力が強くなることを期待した読者には気の毒だが、長生きはできる。
今回は年配者向けになったが、男は指と舌があれば男性自身がきかなくなっても恐れることはない。100歳まで頑張れる。
ただし欲張って性病うつされたりしたら大ショックだ。くれぐれも要注意だ。もしそうなったときにはすぐに病院に行くことだ。
これは家人に迷惑をかけてしまうので絶対である。普段から紺の背広は1着用意しておくこと。
次はトイレと風呂は思い切って豪華にして、投資を惜しむな。酒など他のものを倹約してもそれを実行した方が良い。延命のコツだ。もちろん、経済的に余裕のあることに限るが。