シングルマザーなどという酒落た言葉ではなく、未婚の母と否定的に呼ばれていた時代のこと。下品に言えばメカケの子供というのが私で、その母は愛人である。小さな頃から肩身の狭い思いをしてきた。学校でも近所でも、嫌な思いばかりだった。この苦痛の原因である母を、無意識という心の深層部で恨んできたことを自覚したのが中学2年生の秋だったと思う。週に一度は顔を見せていた白髪頭の老紳士が姿を見せなくなり、生活が一変した。高級マンションから二間のアパートに引っ越し、急に生活が苦しくなった。私はその理由を聞きはしなかった。老紳士の素性から自分の父が誰なのかも、ずっと顔を背けてきた。
すべてが薄汚い大人の世界と否定してきたことだったのだから。「小さい時からいつも黙ってて、何を考えてるのかわからない子ね」ホステスをしていた母は、酔って帰宅するたび、疲れた表情でそんなことを言ったものだ。いつも聞き流していた私だったが、胸の奥底に宿していた思いが、思春期という複雑な季節ともあいまって、暴発する日がきた。あの夜、泥酔して帰宅した母が、部屋に入ると同時に倒れ込み、無様な姿で失禁をほとばしらせたのを目にして、怒りが噴き出した。「なんだこの汚い女!」心から罵り、前後不覚で酔い潰れていた母の体から服を引き剥がしてしまった。36歳の熟れ始めていた裸身を浴室に放り込み、失禁で汚れた下腹部にホースで冷水を浴びせた。悲鳴を上げて我に返った母は、赤面して両手で素肌を隠す。「やめてっ、何するの!?」「汚いから洗ってやるんだ」顔面に放水を向けると、素肌を隠していた両手が顔を覆う。すかさず無防備になった熟れ乳にホースの先を潰して勢いを増した水を向ける。
柔らかな果実が凄まじい水流でひしゃげ、黒ずんだ乳首が千切れそうに跳ね踊る。その痛みに両手で胸をガードすると、すぐさま下腹部に攻撃目標を移した。敏感な婚肉はあっけなく搭れ返り、娼肉が飛び出し、母は悲鳴を上げてうずくまる。私は背を向けてしゃがみ込む母の大きな熟れ尻に、容赦なく放水を浴びせた。もう逃げ場を失う母は、苦しげな声で「やめて」と連呼するだけだ。延々と放水の折艦を受け、ついにぐったりと倒れ込んでしまった。その精根尽き果てたように横たわった母の全裸姿が、私の股間に予期せぬ勃起をもたらしていた。私は盛りがついた犬のように母に襲いかかり、大きな尻をバックから犯した。心臓が焼き付くほど鼓動を早めた。酸素不足になるほど息が弾んだ。母はぐったりとしていたが、内臓は熱く脈動を刻み、確かに私の分身に反応していた。「ぜんぶ母さんが悪いんだぞ!?」自分に言い聞かせるように何度もそう叫び、母を汚し続けた。以来、幼少期からの屈辱を晴らすように母を犯した。それが私の少年時代の思い出のすべて。誰にも言えない暗い過去。就職で上京してから、母とは音信不通になったままだ。